誰でもできる！カラオケ上達のための腹式呼吸のやり方・3つのポイント

腹式呼吸ができません！腹式呼吸で歌うコツを教えて

あなたもこのようなお悩みや疑問をお持ちではないでしょうか。

忘年会や新年会、歓迎会、友人の付き合いなどで、
カラオケに行く機会がなくなることはありません。

ですが、カラオケが苦手な人にとって、
カラオケに行くのはかなり気が引けますよね。

カラオケが苦手な人には、高音が出ずに音痴で困ってる人や、
ビブラートやロングトーンが安定しない人が多いと思います。

このような人たちに共通しているのが、
のどから声を出して歌っているいわゆる腹式呼吸ができないことです。

今回は、カラオケの苦手を克服するための、
腹式呼吸のやり方のポイントについてまとめていきたいと思います。

腹式呼吸では、口から吸うのではなく、鼻から息を吸う

腹式呼吸は口からではなく鼻から息を吸い込むとよく言われますが、
どうしてだかわかる人は、少ないと思います。

どうしてかを知るには、まず胸式呼吸と腹式呼吸の違いを
理解する必要があります。

胸式呼吸は、全速力で走った後に息切れして、
息をハァハァとやることがありますが、
その時の呼吸法が胸式呼吸といわれています。

胸式呼吸では肩や胸の筋肉を使って呼吸を行うのですが、
取り込める空気の容量は腹式呼吸と比べて多くはありません。

一方の腹式呼吸は横隔膜を収縮や上下させることによって、
胸の空間を広げることで取り込める空気の量を増やします。

胸の空間を広げるために横隔膜が下がるときに、
内臓が前に押し出されることでお腹がポコッと出てきます。

つまり胸式呼吸と腹式呼吸の違いは、横隔膜を使っているかいないかです。

さて、どうして腹式呼吸の時に鼻から息を吸い込むのかというと、
鼻から息を吸い込むと、口から吸うよりも横隔膜が動きやすいのです。

また、鼻には口とは違い鼻毛は鼻水など空気をろ過する機能があるので、
口からろ過されていない空気をいっぱい吸い込むより、
鼻から吸い込んだほうがきれいな空気が取り込めるので、
健康上も鼻から空気を吸い込んだほうがいいのです。

よく寝てる時に口呼吸の人が、のどが乾燥しやすいのも、
鼻から息を吸い込んでいないために乾燥した空気がのどを傷つけるためです。

息を吐くときはゆっくりと吐くように意識しましょう。

吐くときと吸うときの割合でいったら、
吸うときを1とした場合、吐くときはその場合の2で吐きます。

細くゆっくりと息が吐けるようになれば、
安定したロングトーンやビブラートがかけられるようになります。

また、ゆっくりと深く呼吸を行うことにより、
リラックス効果も得られるようになるので、
腹式呼吸ができるようになってからも、
精神安定をさせる日課として腹式呼吸の練習の習慣はつづけたほうがいいです。

よく呼吸法は吸って、吐いて、吸って、吐いてを
繰り返すといわれることが多いですよね。

ですが、意識的に呼吸法を練習するときは、
身体に残っている空気をできるだけ吐ききってから始めるほうが
やりやすいのです。

言葉にすると、吐いて、吐いて、吐いて…、吸って、吐いて～(繰り返し)
のようにするといいと思います。

私は3,000mクラスの山に登山に行ったことがありますが、
最初は山の洗礼にあって高山病にかかってしまいました。

その時に山小屋の人に開放してもらったのですが、
血中の酸素濃度を上げるために、肺に残っている空気を出し切るように言われ、
出し切った後に息を吸い込んだら、たくさん息が吸えて楽になったのを今でも覚えています。

今回は、カラオケの苦手を克服するための腹式呼吸の
やり方のポイントについてお伝えしました。

腹式呼吸のやり方にポイントは以下の通りでした。

腹式呼吸といっても、実際は肺を使った呼吸なのですが、
通常の呼吸とは違い、横隔膜を上下させることで
吸い込む息の量を胸呼吸の時より増やすことができます。

この腹式呼吸ができるようになると、
肺活量が上がり、安定した量と長さで息が吐けるようになり、
音域が広がり高音が出せるようになったり、
ロングトーンやビブラートもできるようになるのです。

一般的には男性は腹式呼吸で、女性は胸式呼吸が多いといわれていますし、
人間は寝ている間は腹式呼吸になっているといわれているので、
いずれ意識しながらでもできるようになります。

カラオケ上達に近道はありませんので、
しっかりと基礎である腹式呼吸を身につけましょう♪